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僕が底辺ゲームクリエイターになったキッカケの話

最近のゲーム市場は前よりもさらに盛り上がってるみたいだ。

任天堂さんのようなコンシューマーは衰退してるけど、スマホで遊ぶアプリゲームの市場はいまだに伸び続けている。

クリエイティビティはともかく、市場規模で見れば、今が国内ゲームの最盛期のまっただなかってことやな。


で、僕もそういう業界で働く人間の端くれなわけだ。

しかし、山本大介(パズドラ)や浅井P(白猫)になれるわけなんてない。夢があるように思えて、ヒット作をぶち上げられるのなんてごく一握りの人間だけだ。

ほとんどのクリエイターは、オリジナリティなんて許されず、今現在市場で流行しているゲームの焼き直しを、延々と作らされる日々を過ごしている

自分がプロデューサーになるチャンスを掴みかけたこともあったけど、上の人達にこっぴどくボツを食らった。(まあ今思い返してもあのアイデアではヒットしなかっただろうな、と思うものなのだけれど。)

それでも、いつの日か、自分が考えたゲームを色んな人に遊んでもらうことを考えている。


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これを言うと世代がバレちゃうけど、自分が中学・高校生だった頃にハマっていたのは、角川のスニーカー文庫から出た『ロードス島戦記』のようなファンタジー系ライトノベルだった。

最近のアニメでも、『灰と幻想のグリムガル』とか『この素晴らしき世界に祝福を』とか『RE:ゼロから始める異世界生活』みたいなのが人気だけど、ロードスはそのハシりのようなものだよ。

当然ながら、ゲームの「RPG」にもどっぷり浸っていた。あらゆるジャンルのゲームをやったけど、特にRPGにゾッコンだったんだ。

僕が若い頃からゲームは大衆的な娯楽で、不良っぽいやつやオシャレな連中は、RPGを普通に遊んで「オモシレーナ!」って感じだったんだけど、僕みたいなオタクは、RPG系の小説を書いたり、RPGを作ってみる……みたいなことを始めるんだ。
こういう感覚は今もそれほど変わらないと思う。


「RPGツクール」って知ってるかな?
今はニコニコが「RPGアツマール」なんていうプラットフォームを作っちゃって、すげえ時代になったもんだなあ、って思うけど、「RPGツクール」ってみんなが思っている以上にずっと早く発売されてるんだよ。
実は1992年に、最初のRPGツクールが発売さてる。それくらい、歴史が長いものなんよ。

僕が本格的にRPGを作ったのは、Windowsでやれた「RPGツクール95」だった。けっこう本格的にRPGを作れるゲームだったな。その頃は大学生だった。

RPGツクール 95 VALUE!

RPGツクール 95 VALUE!


急に話が変わるけど、僕には妹がいてね。
妹はまあブスなんだけど、その友達が可愛かったんよ。

妹も僕の影響でゲーマーになっていた。そして、その友達の子とよくゲームとかしてたんですよ。

可愛い上に、ゲームが好きと来たもんだ!


今でこそ、YouTubeとかでめっちゃ可愛い女の子がゲームしとるけど、キモいオタクしかインターネットに触ってないような時代に、自分の観測範囲にそういう子がおるなんて、ほとんど奇跡のようなものだったのよ。

それで僕は、その彼女に、恋心と言うのもちょっとはばかられるけど、漠然とした淡い憧れのようなものを抱いていた。
プレステで『ファイナルファンタジーⅦ』を買ったんだけど、自分が遊ぶよりも、その子が家に来てそれをやっていくかもしれないな〜ってことを考えてしまうこともあった。まあそんなカンジよ。

ちなみに、(自分が見てた限り)その子が好きでよくやっていたのは、プレステの『火星物語』っていうゲームだ。

火星物語

火星物語

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(アスキー、1998年、『火星物語』)

いいゲームだよ。
今こういうものを出して受け入れられるわけではないと思うけど、RPGが牧歌的だった時代の空気がこもったゲームだ。

たまに遊んで、あの頃を思い出す。


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今となっては死にたくなるような話なんだけど、その子が僕のつくったRPGを遊んだんだ。

妹とはけっこう仲が良かったほうだと思う。今もそれほど仲が悪くない。今思えば、下心があったというか、なんらかのメリットを期待してのことだったかもしれない。

実際、「これ、おにいちゃんが作ったゲーム」みたいな話になって……パソコンでその子がやることになった。


そのデータは、恥ずかしくなったからか、もう手元にはないんだけど、思い返すかぎり「恥ずかしさの極み」みたいなものだった。

黒の中の黒、黒という概念じゃ足りないくらいの黒歴史だよ。


でも、当時僕は今よりもバカタレだったので、その子が自分の作ったゲームを触ってるってだけで、もうドッキドッキしてたのね。

今でも、あの美しい横顔を思い出す。彼女の横顔だけは、自分の中に消えずに残ってるよ。


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そして、僕は、ゲームをつくり続ける。

あの頃の黒歴史に、ほんの少しでも明るい色を上塗りしようとして……。


大学卒業後に自分が地元を離れてからは、彼女との繋がりはまったくなくなってしまった。
今はもういい歳のオバハンだろうし、結婚したことも知ってる。

自分が大成して大ヒットしたゲームを、彼女の子供が遊んでくれたら、僕は報われるのだろうか……みたいなキモい妄想を頭に膨らませることもある。

まあ大人しく無害な中年童貞が頭で考えてるだけのことなので、温かい目で見逃してやってほしい。


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若造だった頃の憧れの記憶を引きずっているおっさんは多いのだろうか?

それとも、結婚して子供が出来たら忘れてしまうのだろうか?


僕はもともとパッとしない男だったが、どんどん自分の見た目がキモくなっていることは自覚している。たぶん結婚することはできないし、子供を持つこともないだろう。

福本伸行が描く『最強伝説黒沢』みたいな世界だ。

最強伝説黒沢全11巻 完結セット (ビッグコミックス)

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損得だけで生きてなんになる…?
ましてや安楽……あるいは安全……
そんなものだけを追って…
生きて……何になる……?
そんなことはミジンコ……ゴキブリだってやっている………!
違うっ……!違うっ違うっ……!そうじゃないっ…!
オレ達人間は……人間ってのは…
それ以上の………何かだろう…!
それ以上の何か……つまり…
人間を……人間足らしめている…………
心…!感情がある…!
それは…
たぶん…
少しでいいから…一歩でいいから…
ましな人間になろう……という
気持ちだろう………!
オレが…オレのヒーローであろう……………という気持ちだろう……!
つまり…矜持だろう……!
もし…もしそれを……本当にすべて…失ってしまったら…
それこそが…本当の意味での…敗者だろう………!
闘わなきゃ……
この世に生まれてきたら……
かなわなかろうと思っても……闘うんだ……!
尊厳のため……!
胸を張って生きるために…!

(最強伝説黒沢、黒沢のセリフより引用)


つまり、矜持だ。

僕には、クリエイターとして成功する以外の道は、もう残されていない。

自分自身の矜持のために。


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申し訳ない。

ブログ初投稿だと言うのに、シリアスになりすぎてしまった。
普段はアニメやゲームの美少女を見て、萌え萌えブヒブヒ言っとるただのおじさんです。

ブログは、重苦しい内容ではなく、自分の勉強も含めて、ゲーム界隈やIT界隈の情報や考察を書いていくつもりでいる。
もうこんな陰鬱な話しはしないよ。


まあ、こんなキモいおっさんのブログを見てくれる人はほとんどいないと思うけど、ここまで読んでくれた方には感謝したい。

そして、中年ゲームおじさんの成り上がりをとくとご覧じろ!